解毒効果のある玄米

1.解毒と関係の深いフィチン酸素

私自身、これまで多くの方々に玄米を食べた方が良いとお話してきましたが、私がこのようにお話し理由は、玄米には「解毒効果」があるのを知っているからであります。
日本の食文化も豊かになってきたことから、様々な食べ物を口にすることも多くなってきており、それと同時に食品添加物のような体に害のある物質を取り入れているのも事実であります。
皆さんの中にもそのことは十分理解していて、有機野菜を選ぶようにしてり、養殖物の海産物はなるべく控える、食品添加物を使用していない食品を選択するといった努力をされている方もいらっしゃるでしょう。
また近年では、特にインターネットで様々な情報を得ることができ、よりこうした食品を選択することも可能となっています。
こうしたことは、私も非常に良いことだと思います。
ですが、そのような食材は普通にスーパー等で売っている食材と比べて値段が高かったり、1か月分として、大量に注文することも不可能というのが、実情であります。
また、外で食事をするという場合も、店は選択することは出来ても、料理に使われている食材まで選ぶことも不可能です。
それに加え、添加物等以外にもダイオキシンという物質も食材に紛れ込むこともありますので、これに関しては、私たちはどうすることも出来ないでしょう。
だからといって、これについて、過剰に気にしていては、食べられるものもなくなってきますし、気にし過ぎで気がおかしくなってしまいそうですよね。
では、どうすれば良いか?という疑問が出てくるかと思います。
とはいっても、答えは単純で、入ってくるものはもう仕方ないので、それを体外へ追い出してやればよいのです。
その追い出す食べ物というのが、今回ご紹介している「玄米」ということです。
玄米には、「フィチン酸」という物質が含まれており、細胞を成長させるために、必要不可欠な物質とされていて、さらに、かつて汚染物質として知られる水銀やカドミウムのようなものと合わさり、そこで塩となって、体の外へ追い出すことが出来るのです。
その他にも、農薬で使われているPCB等、色々な毒物を体の外へ追い出してくれるとされています。
それに、玄米には食物繊維が多く含まれていますので、さらに排出されやすくもなりますので、玄米の解毒効果は抜群だということがお分かりになるでしょう。
こうした、作用があることから、玄米はいわゆる、有害物質撲滅担当員とも言えるかと思われます。

 

2.多くの食物繊維を含む玄米

先ほど、玄米には食物繊維が多く含まれているということについて触れましたが、これは昔から知られていることであります。
この玄米に含まれている食物繊維について、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。
ここでは、その中でも”不溶性食物繊維”を取り上げていきます。
不溶性食物繊維は、玄米を炊く際に膨張し、膨張した食物繊維は当然、体内で消化するのにも時間を要することになりますので、それほど食べたわけではないのに、沢山食べたような気がするので、ダイエットにも用いることが出来るでしょう。
それに食物繊維ということから、便秘の悩みを解決してくれることも期待できますので、女性の方にとっては見逃せないものとなっていて、便秘が改善されるということから、ビタミンやミネラルという栄養素が吸収されやすくなり、健康の体へと変化することにも繋がります。
しかし、食物繊維の効果はこれだけにとどまりません。
その他にも、体の中を綺麗にしてくれたり、体の中の毒素、例えば食品添加物、発がん物質となるものと絡んで体の外へ追い出してくれるという作用もあるのです。

 

3.玄米を食べることで期待される、解毒効果や排泄促進効果について

前項でも、食物繊維、フィチン酸については触れましたが、ここでもう1度、詳しく見ていくことにします。
繰り返しになりますが、玄米には食物繊維、フィチン酸の2つがもたらす効果によって、体の中の毒を効率よく体外へ排出するというものでした。
また、このことから、ガンになりにくい体を作るとも言え、現に、玄米を取り入れていた方は、かつてのヒ素ミルク中毒、水俣病、そして、もう少し遡ると赤痢、コレラ等の症状が重症化しなかたり、発症そのものもなかったということも事実であります。
素晴らしいですよね。
さらに、玄米の素晴らしさをご紹介すると、ここ最近、取り上げられることの多い、ダイオキシンは、がんや肝臓障害といった病気の原因となるものであり、一度体の中に入ってしまうと、脂肪と結びついてしまい、体の外へ追い出すのが難しいとも言われています。
ですが、食物繊維、そして、葉緑素という物質を共に含んでいる、緑黄色野菜を摂取することでダイオキシンを体外へ排出されやすくなるということが、福岡県保健環境研究所が行ったラットの実験結果として発表されました。
それと同時に同様の効果があるとされたのが、玄米であり、緑黄色野菜と同じく排泄量が多かったとされています。

 

4.肥満でお悩みの方に勧めたいイノシトールとは?

ここから、少し視点を変えて、イノシトールについてご紹介していきたいと思います。
イノシトールは、脂質の代謝を促進し、肥満になるのを防いでくれると言われている物質であります。
イノシトールが注目されるようになったきっかけは、1998年、京都で開催された米ぬかの成分に関する国際会議です。
この会議で、大きな注目を集めたのは、穀物の種子のぬか、胚芽、その外皮の中の成分である、イノシトール、IP6の2つです。
イノシトールとは、ビタミンB複合体の一種であり、私たちの体の中では脳や神経系といったように沢山の箇所に存在していることから、生きるために必要不可欠ともいえる成分となっています。
その他にもイノシトールは、体に悪いとされる脂肪、コレステロールをエネルギーとなるように上手に働きかけるという作用も併せ持っています。
ここで、先ほどと同様、ラットを用いた実験結果についてご紹介すると、実験では2匹のラットを用いて、濃度が非常に高い砂糖を餌の中に入れ、それを2匹のラットに与えました。
ただ、この時、片方のラットだけにはイノシトールを混ぜた餌を与えます。
そして、その結果がどうなったか?というと、イノシトールを混ぜたラットの肝臓の重さやコレステロール、中性脂肪が減ったという良い効果がもたらされたのです。
また、イノシトールの成分には、脂質の代謝効果を良くする働きもあることが分かっていますので、イノシトールを取り入れることで、単に脂肪を減らすのみならず、健康にダイエットすることも可能であると言えそうです。
さらにこの効果以外にもイノシトールは、血圧を低くする作用や精神を落ち着かせる効果もあることが、明らかになっています。
イノシトールは、体の中で化学構造が微妙に変わることで、イノシトール自身とその子どもとも言えるIP1からIP6の6個の成分に分かれると言われています。
そして、イノシトールとIP1からIP6の成分は、それらがたとえ1つであっても、私たちが生きるためには重要な役割を担っているのです。
当然、IPからIP6とイノシトールが一緒に働くことで、健康を保っている時もあります。
また、先に挙げたIP1からIP6いずれも重要なものですが、今回特に注目したいのは、優れた抗癌作用があるとされているIP6であります。
IP6は、”イノシトール6リン酸”を略した言葉であり、別名フィチン酸とも言われます。

しかし、昔はフィチン酸はそれほど良いものとは言われていなく、むしろカルシウム、鉄と結びつきその働きを悪くするとも言われていたぐらいです。
ですから、多く摂っては駄目なものであるという認識がありました。
それが今日になって、ある研究により、IP6には、ガンになりにくい、心臓疾患、動脈硬化、糖尿病等になりにくくする効果があることが分かり、今度は良いものとして、注目され始めたのです。
このように良いものとして注目されるようになった背景には、フィンランド、デンマークにおけるガンの発生に関する研究があり、この研究を行ったのが、アメリカメリーランド大学のシャムスディン教授です。
研究が行われる前までは、食物繊維を摂ることで、ガンを抑制することが出来ると言われていましたが、実際にデンマーク、フィンランドの食物繊維の摂取量を調べたところ、2国とも同量の食物繊維を摂取しており、さらに驚いたのが、デンマークの方がフィンランドより2倍も大腸ガンになりやすいことが判明したのです。
そして、その結果を受け、もう少し詳しくデンマーク、フィンランドの食事を調査した結果、今度はフィンランドの食事の方がぬか、胚芽を多量に摂取していることが判明しました。
それと同時に、IP6の成分を多く含む食事を摂っている方が、大腸ガンになりにくいということが結論付けられます。
シャムスディン教授はその後も大腸ガン以外の研究も続け、現在、明らかになっているのは、肺ガンや乳ガン等にも同様の効果があるということで、さらには、IP6には病気、老化の原因とされる活性酵素による害を40%以下に抑制してくれる効果があることも明らかになっています。
つまり、このような事実が、IP6がガンのみならず、先に挙げたような、生活習慣病になりにくい体を作ってくれるという理由にも繋がっていくのです。
皆さんも、長期間ある植物の種子をそのままにしておいたら、いつの間にか発芽していたのを見たことがあるかもしれません。
実はこれもIP6の作用ということができ、IP6が外敵から守るために、種子そのものを強くするという働きから来ているものなのです。
ですが、IP6は、一度発芽してしまうことによって、その成分が失くなってしまうという特徴を持っています。
したがって、発芽玄米の中にはIP6が含まれていないことになり、玄米の働きである、解毒効果が期待できないことになるのです。
その他、イノシトールとIP6は、コレステロール、脂肪にも働きかけるとされていて、体の中を綺麗にしてくれます。
ちなみにコレステロールが増えてしまうのは、体の中に存在する銅、亜鉛の割合が崩れてしまうことによって、増えると言われています。
ですが、IP6を摂り入れることで、銅、亜鉛の割合を理想的なものとなり、コレステロールも元の状態に戻すことが出来るのです。

これに関しても動物実験によって、証明されており、IP6を与えられた動物は、与えられない動物と比較し、コレステロールの割合が19%、中性脂肪に至っては65%も低くなったというデータがあります。
そして、これまで取り上げなかったこと以外では、血管の壁部分の汚れである”石灰化プラーク”をなくし、血液がドロドロしてしまうのを防いでくれる働きもIP6にはあるのです。

 

5.現代人が摂取すべき玄米

私たちの食事が大きく変わらない限り、どうしても日々70ないしは80種類の食品添加物を摂り続けることになります。
これは、避けることが出来ません。
食品添加物は言うまでもなく、体に良いものではありません。
だからこそ、解毒効果のある玄米が、私たちが健康で生きていくために摂取すべきものであると言えるのです。

 

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